５３歳元教諭　女子生徒に「独占したい」

熊本市教育委員会は１８日、勤務する中学校の女子生徒に無料通信アプリ「ＬＩＮＥ（ライン）」でセクハラなどに当たる不適切なメッセージを６３４件送ったとして、市立東部中の元教諭（５３）を懲戒免職処分にしたと発表した。

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　発表によると、元教諭は昨年２、３月、女子生徒に「独占したい」という恋愛感情を伝えたり、「本来彼は、特別支援（学級）にいてもおかしくない子」など別の生徒らを中傷したりするメッセージを送った。女子生徒の保護者がやりとりを見て、市教委に連絡した。元教諭は「つながりたかった」と述べたという。

　また、市立千原台高女子ハンドボール部の顧問・監督だった女性教諭の６件の体罰、暴言も認定した。処分を検討している。

　同部は全国大会常連の強豪校。教諭は２０２０～２２年、肘を故障して三角巾で腕をつった部員に練習試合でゴールキーパーをさせたほか、部活動が休止にならないようコロナ感染の疑いがあった部員に受診しないよう求めるなどした。一部の事実を認めていないという。