安部裕行警視(28) 知人女性に性的暴行

公職者

鹿児島県警は14日、知人女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交容疑で捜査2課長の安部裕行警視(28)を書類送検し、警務部付に異動させた。認否を明らかにしていない。警察庁のキャリア官僚で、2023年8月から出向している。県警は「課長の任に据え置くことは適切でないと判断した」としており、懲戒処分が必要かどうか検討する。現時点では依願退職の意向は示していない。

 県警によると、安部警視から昨年11月に鹿児島市内で不同意性交の被害を受けたと、女性が1月12日に警察庁のセクシャル・ハラスメント相談窓口にメールを送り、発覚した。

 県警の西畑知明警務部長は「幹部職員が捜査の対象となり、異動となったことは、県警の信頼を損なうものであり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。事実関係に即して適切に対処していく」とコメントした。

 捜査2課長は、刑事部参事官の津曲博之警視(59)が兼任する。

 県警では昨年、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で前生活安全部長本田尚志被告(61)が逮捕、起訴された他、情報漏えいや盗撮などの疑いで現職警察官3人が逮捕された。

 野川明輝前本部長も、枕崎署員の盗撮事件の捜査に関し、長官訓戒処分を受けた。県警は8月に再発防止策を公表し、取り組みを進めているところだった。

神戸新聞ホーム 2025/2/14 

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